"すき" のはなし
凝り性のわたしは今まで "すき" になったものがいくつかあります。
まずは『テニスの王子様』
これは中学生の時です。もともと漫画大好きな根暗でしたが、ジャンプは購読しておらず、風の噂で面白いと聞きつけ存在を知りました。その時はもう十数巻単行本が出ていたのですが、母親と「中間テストで5教科で450点以上とったら買ってもらう」という約束をし、見事成し遂げて手に入れました。そこからはもう、オタク街道まっしぐらです。
アニメは全て録画、グッズを買い漁る、二次創作を知る……。氷帝学園にどハマりして将来は跡部景吾と結婚しようと思っていました。
しかし、いつしかテニスをする彼らより年上になってしまい、熱も次第に冷めてゆくのです…。
でも、今でも大好きだったキャラの誕生日を覚えていたりします。
次は『サブカルチャー(浅め)』
これは高校生から大学生の初期の頃ですね。 メインカルチャーはダサい、サブカルこそ至高と思っていました。
漫画は魚喃キリコ、ヴィレヴァンで平積みされているやつ、お笑いはラーメンズ、映画はミニシアター系邦画、メガネはセルフレーム(赤)。Charaと浅野忠信はPiCNiCで出会ったんだよ?みたいな、そういう女でした。
この時が一番スタミナありました。すっごいアンテナはりまくってあらゆる浅いサブカルモノをつまみ食いしました。
これは今思い返すとめっちゃ痛いです。テニスの王子様のように微笑ましい気持ちになんてなれない。わりと消したい過去。遅れてきた厨二病。今でもまだネタにしきれない、辛い。この話おわり!
そして次は現在進行形です。
サブカルから一転完全なるメインカルチャーにどハマり。これは現在進行形です。もともとは、ボーカルのひとりである臣くんこと登坂広臣さんを見て(((えっっ実写版跡部景吾やん…!!)))となったのが始まりです。抜けきらないオタク気質。そして終わりの始まり。実生活では絶対に交わらない人種の彼ら(とそのファンの大半)。普通に臣くんの顔が好き〜〜とか思っていただけなのに聞いてみると曲がEDM(大好物)風だなんてもうハマるしかない。しかもメインカルチャーだけあって触れる機会が半端ない。メインカルチャーにハマるのめちゃくちゃ楽しい。去年の夏前までは25過ぎの元ガリ勉が三代目にハマってるなんて恥ずかしかったのでひとりでこっそり楽しんでたんです。けど、職場で一番仲良しの同期(元ギャル)も好きだということが発覚し、意気投合、先日初めてライブに参戦しました。彼らがこの世に存在しているということがわかって普通に感激して泣いてしまいました。もうすぐ30歳なのに。その勢いでファンクラブに入会、秋から始まるドームライブも参戦する気満々です。絶対にチケットとってやる。
とまぁこの合間にも好きになったものあるんですけど、人に呆れられるほど熱を上げたものはこのみっつです。すきなものがあると、生きる気力が湧いてきます。とっても楽しいですね。ふふふ。